前立腺がん摘出の日記  2020年6月30日(術後11日目)

朝起きると、会陰部の痛みは全くない。そして、今まで痔のような

肛門の気持ち悪さも全くない。お尻の穴がキュッと小さく小顔になった

感じがする。夜中のトイレは2回。3時以降はお腹が少し張って、尿意

があったが、ダム保水能力を強化するために、決壊も覚悟で寝た。

 

結果、なんとか持ちこたえて、起床と共に小便をする。一回、で終わる

と、6・7回は残りを絞りだすという状況だ。これをしっかりとしない

と、何かの拍子に漏れ出る事につながる。

 

お腹内部の腫れが引いている。下っ腹が出ていたのが、左下腹部にやや

腫れがある程度で、下っ腹が引っ込んでいる。傷の痛みが無いのは、メ

ンタムを塗っているのも影響しているかもしれない。

 

今まで、右下腹部にジグジグしたようななんともいえない不快な痛みと

もいえない程度の違和感は、もう、全く発生しない。

 

おちんちんはだいぶ、リラックスしてきて、普段は伸びいいとしてきた。

時折、尿道にピリピリ痛を感じるようになった。

 

10時半に本日3回目の小用に行く。放水中は肛門にヒクヒクと連動した

違和感が発生する。ホース内の残留水を肛門底筋体操をするように、キュ

ッ、キュッと絞める事で絞り出す。今まではこの時点で会陰部も鈍く違和

感が発生していたが、今は無い。

前立腺がん摘出の日記  2020年 6月29日(術後10日目)

昨晩は寝る前に、尿道が少しピリピリした。会陰部は体内奥に鈍い

痛みがある。メンタムを塗る。肛門と会陰部を指先マッサージをした。

 

朝5時に起床する。夜中2時頃に犬のおしっこで外に出す。その際は、

ともに、体の違和感はなく。懐かしい感じの起床の仕方だった。

肘で体を起こすのではなく、手を使わず膝を縦について起上る。

 

肛門が小さく、小ぶりになった感じだ。肛門回りの違和感がほぼない。

会陰部の方も気にならない。朝のお仕事のコーヒー豆を手動ミルでひく。

ふと気づけば、胡坐をかいて、ミルを回していた。胡坐久しぶり。

今まで、胡坐は会陰部の恥骨裏が床や足に当たり痛むので、座布団や、

厚いクッションの上で痛まない程度の座り方しかしていなかった。

 

パソコンをカバンに入れて、お見舞いのお礼のパン(1・5斤で・・

1300円)を持って会社へ向かう。あ、給水パンツを1枚持ってくる

のを忘れていた。ま、何とかなるかな。

 

会社に朝7時に来て、13時まで内勤をする。4回くらい小便に行った。

同じ姿勢で座っているので、特に会陰部への圧迫感が強い。下腹部内が

やや痛んできたので、退社をする。市立病院に行き、健保から昨日届い

た上限金額許可の書類を支払窓口に持参したが、一回、支払を済ませた

場合は駄目との事。(高額支払いの場合は、健保へ医療費上限の認可を

書類郵送し、普通ならば3・4日後には届くのだが、私の所は未着。

理由は分からない。)支払いは、この書類が届くまでは延期してもらう

方が後々は楽ちん。

 

結果、高額医療払い戻しの書類を健保からダウンロードして、マイナン

バーの写しとともに作成して、郵送する。2・3ヶ月はかかるとの事。

 

この日も、19時半には床にはいる。今日もなんとか尿漏れは無かった。

前立腺がん摘出の日記   2020年6月28日(術後9日目)

昨晩、床に入って肛門やその前部(会陰部)が重痛いのはなぜかと

考えていた。もう一度、前立腺摘出後の痛みや不満などで検索する

が、全く出てこない。医療関係の同じような内容が続く。

 

肛門が痛い:で調べてみると、肛門挙筋症候群という病名が近い。

要は、肛門括約筋を使いすぎた筋肉疲労である。今、私の肛門は

普段と比べると、うっすら明太子唇のようにやや腫れぼったい。

 

手術中や術後、無意識のうちに、ずっと肛門を絞めまくっていたの

だろうか。それが、尿漏れがない要因の一つかもしれない。ただ、

筋肉疲労で肛門やその周辺に疲れからの痛みが鈍く出ているのでは

ないかと勝手な推測をした。

 

肛門やその周辺を指1本から3本くらいで軽く押してマッサージを

10回ワンセットで30回ぐらい行った。少々、楽になった。

 

朝5時に起床。肛門が小さくなってる。痛みが無いので、すっと、

起きたり座ったりできる。そして、下腹の腫れもさらに引いていた。

痛みというほどではないが、ピンポイントで左下腹の傷口、右下の

傷口と違和感の発生個所が特定できた。

 

肛門後ろ側は、大便が出るような出ないような気持悪さの重い違和

感が発生する。そして、立ったり、座ったりする時に時折ビクッと

痛み(痛いというよりはドキッとする程度だが)が発生する箇所は

陰嚢の後ろ付け根部分と特定化できた。(今までは肛門全体とか、

会陰部全体が腫れていたような違和感や重い痛み)それも、そこを

起点に体の内部だ。以前、生体針検査をした後のピリピリした痛み

が発生した部分だ。切り取った前立腺や吻合した尿管あたりと繋が

っているのだろうか?

 

朝食を食べ、ゴルフ練習場へ行く。約1時間で全番手の片手打ちと

アプローチを中心に、約220球を打つ。水曜日が本来の5・6割

の状態だったが、今日は7・8割程度だろうか。

 

ドライバーまでしっかり打てた事、ダフッても体に問題なかった事

が大きな収穫だった。まだ出玉が左へ行く傾向があり、体軸がずれ

ているのか、トップから降ろす腕が前に出すぎて、右肩が悪いのか、

それが修正されても、最後の方はきちんと打ったつもりでも、飛距

離が10%落ちた。体のどこかが緩んでいる。アッパーブローにも

なっているようなので、スタミナと細かい筋力の復活はもう少しの

努力が必要だ。10時前に妻と買い物へ出かける予定。

前立腺がん摘出の日記 2020年    6月27日(術後8日目)

昨晩は20時半ごろに寝付いただろうか、起床の5時半までに5回は小便に

起きていった。今朝も尿漏れは無い。がラパン一丁で無事凌ぐ。

 

起きる時の感覚が今までと全く違う。内臓も落ち着いてあるべき場所にある。

ねじが緩んで動いている感じも音も出ない。下半身と上半身が一体化してる。

体が楽だ。お腹全体が前方にビール腹のように出ていたのが引っ込んでいる。

左腕の手のひら下の広範囲の内出血の後が小さくなっている。そして、左下

腹の腫れが半分ぐらいに小さくなり、痛みを感じない。また、座る時に痛み

を感じる肛門もしっかりとしていて、腫れがひいて小ぶりになった。

 

トイレで大便をしても、今までは肛門に気を使って、「よろしいですか?」

と気兼ねしてソロリソロリと出していたのが、普段通りの出力が可能だった。

また、紙で拭く際も強く拭けなかったのが、皴しわまでしっかりお掃除でき、

痛みや気持ち悪さも無かった。手術は患部や体表面に傷ができるだけでなく、

患者の思いもよらない部分に、内出血や腫れを引き起こしている。

 

入院中の血液検査の結果を見る。①6月4日(手術2週間前)②6月19日

(手術後)③6月20日(手術後翌日)④4月22日(手術後3日後)

 

WBC(白血球)   ①6.4  ②10.9H  ③8.9H  ④5.6

RBC(赤血球)   ①4.35  ②3.22L  ③3.3L  ④3.45L

ヘモグロビン    ①14.4  ②10.8L  ③10.7L  ④11.3L

PLT(血小板)   ①235  ②171   ③181   ④214

CRP        ①0.01             ④1.81H

総蛋白       ①7.0  ②4.6L   ③5.2L   ④5.8L

AST(GOT)     ①22  ②21    ③20   ④30

ALT(GPT)     ①30   ②20   ③19   ④37

LD(LDH)      ①167  ②144  ③149   ④168

γ-GT        ①66H  ②40   ③43   ④75H

Na         ①140  ②139  ③136L  ④141

K         ①4.5   ②4.0  ③3.8   ④3.9

Cl         ①105  ②110H  ③107  ④108

BUN        ①14.8  ②11.4  ③10.4  ④6.9L

CRTN       ①1.00  ②1.16H ③1.06  ④1.07

eGFR       ①60.2  ②51.2L  ③56.5L ④55.9L

 

手術により傷口の修復に、白血球が増加しているのは、耐ウイルスの

ためだろうか?赤血球や血小板の減少は傷口修復に使ってるのか?

CRPは炎症が起こると大きくなるので問題ないとの事。総蛋白も術後

急に減少しているのは、新しい筋肉を作るためなのか?

 

GOTやGPTやLDHやγGTは範囲内で、肝臓心臓ともに問題は無い。

Na、K、Clも範囲内なので、脱水や腎臓、副腎皮質、尿崩など問題は無い。

BUNは高いと糸状腎機能低下、感染症が、低いと多尿の疑いが出るとの事。

CTRNクレアチニンやeGFRは普段通りの数字。腎臓に炎症は無い。

 

詳しい事は分からないが、体が直る過程で体内で色々な事が起きている。

人によってまちまちになると思うが、ご参考というところで。

 

だいぶ、パソコン作業も早くなり、背中の痛みも発生していない。

昼食を食べて、2時間ほどTVゲームをして、金麦を1缶飲み、昼寝をする。

17時前に起きて、夕食を妻と作り、家族4人でいただく。

 

手術の傷口もだいぶ塞がって表面だけが赤い線状になっている。メンタムを

塗ると、じんわりと染みて気持ちいい。肛門と左下腹の腫れには必需品。

18時に風呂に入り、19時半には寝る予定。

 

明日は5時半に起床し、朝食、ゴルフの練習場へ行く。どれくらい振れるか、

足を再度、鍛えなおさないといけない。近所の有名なパン屋へ行く予定。

あ、愛犬と今日は雨で散歩に行けなかった。ラブラドール8歳メス30kg

の怪力で引っ張られると、傷口が開きそうで、お散歩のおねだりをお断り

していたので、元気を感じる今日は行こうと思ったのだが、雨がまたすごく

振り込んできた。 明日行けたらいいね。

 

今、体で痛いや不調なところは、肛門(腫れているような感じ。大便をする

時に力むと気持ち悪い。)肛門前部(ひょっとすると、その部分から内部の

あたりに傷があるかも。椅子に座って、背中を背もたれにきちんとくっつけ

ようとお尻をそのまま後ろにずらすと、肛門前部とその内部に痛みが走る。)

下腹左側の腫れ(ひょっとして、ここからカメラ入れて、ぐりぐりしてたの

かしら。嫁が言うには脂肪吸引してくれてたんじゃないか、と。アホカ。)

 

 

 

前立腺がん摘出の日記 2020年        6月26日(術後7日目)

早いもので、手術を受けてから一週間が過ぎた。

来週からの会社勤務に備えて、通常時のルーテイーンを慣らしながら、体力の

回復も行う事を週末まで考えている。

 

05:00起床 歯を磨き、布団を押し入れに仕舞い、新聞を取る。気づけば

体が勝手に動いている。昨晩の皮膚リンパマッサージが効いたのか、腹部の痛

みや膨満感、ゴロゴロ感、胸の痛み、足のだるさなどのすべてが消えている。

 

朝食を食べ、子供を駅まで送り、ピッチング一本を持って、練習場に行った。

110球程度、アプローチ、片手打ち、ハーフスイング、8割スイングをする。

体の中で痛みは発生しなかった。しかし、足や腹筋が少し弱いようで、インパ

クト前に上半身が泳ぐのか回りすぎるのか、出玉がやや左になった。

 

ある程度、力を入れて打っても問題ない事が収穫であった。100球を超える

と、シャンクが出始めた。スタミナ切れのようだ。終了する。

 

嫁の市役所のお使い、買い物に付き合い、お昼を子供と3人で家で食べる。

食べると言えば、市立病院の食事は手造りで野菜惣菜が多く、私のような高齢

には、とてもありがたい内容だった。わかる範囲で列記する。術後2日目より。

 

21日(朝)食パン120g キャベツ入りスープ マカロニサラダ

      チーズ バナナ特大半分 牛乳

   (昼)ご飯150g 鯵フライ パック醤油 ひじきの炒め煮

      澄まし汁(乾そうめん) 酢漬け

   (夕)ご飯150g 肉じゃが サラダ 味噌汁(なす・白菜)

      冷凍マンゴー40g

22日(朝)ご飯200g 味噌汁(かぼちゃ・大根) 昆布ふりかけ

      しろなの煮びたし 春雨サラダ バナナ大半分 牛乳

   (昼)ご飯150g 焼き鮭のおろしソース かか煮

      カレー風味サラダ

   (夕)ご飯150g 鶏手羽元と卵の煮物 千切り大根のきんぴら

      サラダ ノンオイルドレッシング ミルクプリン

23日(朝)ロールパン120g 甘味ジャム コーンポタージュスープ

      かぼちゃサラダ フルーツ バナナ大半分 牛乳

   (昼)ご飯150g 鯛の磯辺焼き 焼きナス パック醤油

      豚とキャベツの炒め物

   (夕)ご飯150g チキンピカタ 海藻サラダ 吸物 リンゴ半分

24日(朝)ご飯200g 納豆 味噌汁(ジャガイモ・キャベツ)

      大根の土佐煮 バナナ大半分

 

今日は昼ごはんの後、妻と買い物に行く。発泡酒を6本買った。

夕方にでも一本飲むか。 日曜の朝7時にはいつもの練習場でドライバーを

振り回すことはできるだろうか? 今のところ、出かけている最中も尿漏れ

は、全く発生していない。運動が多いと傷口がややチクチクするが、じっと

していれば直る。病院からもらったカロナールは、まだ、服用していない。

 

14時半から2時間ほど、久しぶりにPS3で遊ぶ。座ったままの姿勢でお尻や

腰・背中・内蔵へ負荷を与える。とくに痛む気配もない。久々に青金麦350

を1缶いただく。氷を入れたグラスに注ぎ、ロックで薄めて飲む。

 

あまり、旨いとも感じない。飲んで2・30分すると、お腹の傷口や内部に

むず痒さが出てきた。金麦は一缶でストップ。17時半に夕食、入浴を済ませ

19時半に床にはいる。

 

ゴルフボールを仰向けに寝た背中に置いて、コリのあるところをグリグリと押す。

また、むず痒さの出たお腹の傷口と左下腹の腫れ部分にメンタムを塗る。そして、

入院時から座って加重がかかると痛む肛門前部(ここは、痔になっているのか?

血は出ていないが、腫れぼったく、大便で力むと軽い重苦しさを感じて、力みの

継続ができにくかった。)にも、メンタムを塗る。そして、肛門やその内部には

ポラギノールを塗る。(いぼ痔の時に塗るとスーッとした感覚があったが、今回

は無い。)今日は、肉体に負荷を継続して与えてきたので、傷口や腫れの痛みが

昨日よりもある。 消灯して寝る。

 

 

 

前立腺がん摘出の日記 2020年   6月25日(術後6日目)

昨晩寝る際に試験を行った。寝ている間に尿漏れがあるかを試験。

と言っても、オムツはしない。術前と同じく、ガラパン一丁で寝た。

f:id:maripoyo-11:20200626083751j:plain

ガスが残っているゆおだ。画面左が腫れている左下腹

f:id:maripoyo-11:20200626083857j:plain

麻酔で寝ている時誰か殴った??

f:id:maripoyo-11:20200626083751j:plain

 


というのは、おちんちんが開放的になり、リラックスする事を優先

したかった。20時半頃に就寝して、01:00にトイレに行く。

尿漏れは無し。03:30トイレに行く。尿漏れなし。05:00

起床しトイレに行く。尿漏れなし。 1日目の試験は合格。

 

床に仰向けになり、頭を軸に180度体を左右に傾ける運動ができた。

お腹のゴロゴロ感は下腹部とへそ辺りに分かれ小さい違和感となった。

傷の痛みは全くない。腹筋で床から起き上がれた。おならが平常時と

変わらない音量と出力に戻った。お腹と脚付け根がリンクして軽い。

 

今日から通常の生活へ体のリズムを戻す作業を週末まで行う。

定時起床、定時朝食(食パン1枚とオリーブオイル・コーヒー)、

06:30子供を駅へ送り届け帰宅。(通常はそのまま出社)

 

本日は、トマトの脇芽処理と支柱への縄結び。愛犬のうんち清掃。

今までの入院生活中にメモをしておいたこの日記を日別に入力する。

会社でもデスクワークが多いのだが、パソコンを午前、昼食、午後の

現在16時と続けていて、背中の左肩甲骨付近が非常に疲労で張って

いる。これも、体力減退の一つだろう。お腹のゴロゴロ感はない。

 

17時過ぎに夕食を取り、風呂に入る。風呂に入ると体の中に残って

いる残留物質を毛穴から流し出してくれるようで楽になる。体を拭き

鏡で傷口などを見る。やはり、左下腹部が腫れ、へそ周辺の腹部が、

ガスなのか、腫れなのか、やや膨らんでいる。左手首下内側に青あざ

がくっきりしてきた。これは、術後2日目から発生した。

 

19時半には就寝する。パソコンの背筋痛は収まりつつある。神経を

使ったのだろうか、寝付戻って気が悪い。それとも、体力が回復して

身体の休憩を必要としなくなりつつあるのか。

 

仰向けになったりうつ伏せになったり布団でごろごろしていると、左

下腹の腫れがやや痛む。それと、病院内でもあったが、足の甲側や、

アキレス腱あたりが重苦しい。そして、当初検査を受けた近所のKクリ

ニックで手術まで処方されたビカルタミドを飲み続けてから乳首が痛

くなる時がある。乳首が固くなりその奥から少しふくれたようになる。

 

先週㈬の社内コンペでも、バンドエイドを貼ったりと色々な試行錯誤

をしたが、こすれると痛いので、メンタムを塗ってごまかした。ただ、

ラウンド中は痛みが消えていた。

 

布団に仰向けになり、足・お腹・肋骨周りと皮膚をリンパマッサージ

する。だてにリラクル2時間コース常習者をしているわけではない。

それなりに手技は、なんちゃってで覚えている。乳首の痛みも消えて

小さくなる。左わき腹の腫れも心なしか良くなってきた感がする。体

が温まり、痛みやだるさが取れ、いつしか寝込んでいた。

 

05:00に起床するまで、トイレに5回は行った。出た量は約20

0cc~300cc。尿漏れはない。がラパンで問題なし。

 

 

前立腺がん摘出の日記 2020年    6月24日(術後5日目)

07:30先生方が来られた。お礼を伝えた。正式に退院許可を受けた。

立ったり座ったりしている方が寝ているよりも楽になった。着替える。

へそ下の左右の腹側がやや腫れていた。

 

08:20大便をする 力むことがだいぶ出来るようになった。座る時に

腹部への圧迫感が無くなった。

 

通常時で、おならが出そうになる時、「あっ!身が出そう!」という感じ

の時に、肛門を無意識にギュウッと絞める。この時の膀胱の尿管の筋肉と

の間にタイムラグがあるようで、尿道の根元あたりの尿がキュッと押し出

され、少量だが尿漏れとなっていた。(ピンポン玉直径の円が染みていた)

 

急ブレーキはしないことが一番。また、トイレで力むと体温が上がる。

血流が良くなるのだろうか、発熱とは違うようだ。

 

それにしても、病院とは大変な場所だ。医師には思い責任が、現場看護師

には自己を抑制して様々な患者の無理に接している。薬・トイレ・検温・

しょくじ・その他と戦場であり、手のかかる患者がいると戦力が割かれて

それこそ火の車となり、優先順位がややこしく見えた。

 

「有難うございました。」心からお礼を主治医の先生や市立病院関係者の

皆々様に申し上げます。 もう次の患者の元に動かれて、どなたもいない

病室を妻と二人で静かに立ち去った。  「有難うございました。」

 

一階に降りて、退院手続きを行った。支払い計算をしてもらう。

約50万の費用だった。健保に高額医療申請をしているので、割り引かれ

ることになる。受付横に申請窓口と書かれたデスクがあり、県民共済

がん保険申請書を提出する。一週間はかかるとの事。次の検査が7月14

日なので、そのころに来たら良いとのこと。

 

今、気づいたが、声がかすれていた。お腹にまだ、きちんと力が入らない

からなのか、必要最低限の会話しかしなかったので、声の変調は気づかな

かった。そして、歩く・話す・立っているの時間が多くなり、スタミナの

不足を感じた。ふらふらというよりも、力が入らない、生気が無い。

 

娑婆の空気はうまい! 妻とお昼ご飯を買いに近所のスーパーへ行く。

夕食は子供リクエストでハンバーグとの事。昼をどうするか?牛の赤身や

鶏のグリルが食べたいのは筋肉が落ちているからか?生鰹の刺身と鶏レバ

ー(心臓付き)を購入。何か血になるような物が食べたかった。

 

昼から夕方にかけ、3・4回大便や小便をした。シャワーを浴び、おちん

ちんを大事に洗い、髪も洗う。手術で汚れていた体を久しぶりにスッキリ

とさせた。(左骨盤とへその中間あたりが腫れていた。押すと痛む。また、

右骨盤とへその中間あたりは、膝を床についた状態で膝下の物を取る姿勢

にすると痛む。)

 

精神的にも落ち着いてきた。シャワー後、2hぐらいぐらいすると、委縮

していたおちんちんが伸びッしてきた。めり込み感が消えた。

 

庭でブラックベリーの摘花をした。テレビを見たり3時間ほど動き、疲れ

を感じてきて横になった。2hほど眠る。起き上りは通常通りに戻った。

お腹の内蔵ゴロゴロ感は、いまだ、少々ある。

 

17:30食事をして18:30風呂に入る。

傷口にしみる事もなく、内蔵があったまって気持ち良い。声に張りが戻った。

会話も続いている。(昼は息切れというか、スタミナ切れ)会話は腹と肺の

力を想像以上に使っているようだ。

 

初めて、うつ伏せができた。お酒はまだ飲みたいと思わない。丁度、一週間

の禁酒になった。思いっきりのくしゃみをしたが痛み無く問題なし。 寝た。