前立腺がん摘出の日記 2020年 6月27日(術後8日目)
昨晩は20時半ごろに寝付いただろうか、起床の5時半までに5回は小便に
起きていった。今朝も尿漏れは無い。がラパン一丁で無事凌ぐ。
起きる時の感覚が今までと全く違う。内臓も落ち着いてあるべき場所にある。
ねじが緩んで動いている感じも音も出ない。下半身と上半身が一体化してる。
体が楽だ。お腹全体が前方にビール腹のように出ていたのが引っ込んでいる。
左腕の手のひら下の広範囲の内出血の後が小さくなっている。そして、左下
腹の腫れが半分ぐらいに小さくなり、痛みを感じない。また、座る時に痛み
を感じる肛門もしっかりとしていて、腫れがひいて小ぶりになった。
トイレで大便をしても、今までは肛門に気を使って、「よろしいですか?」
と気兼ねしてソロリソロリと出していたのが、普段通りの出力が可能だった。
また、紙で拭く際も強く拭けなかったのが、皴しわまでしっかりお掃除でき、
痛みや気持ち悪さも無かった。手術は患部や体表面に傷ができるだけでなく、
患者の思いもよらない部分に、内出血や腫れを引き起こしている。
入院中の血液検査の結果を見る。①6月4日(手術2週間前)②6月19日
(手術後)③6月20日(手術後翌日)④4月22日(手術後3日後)
WBC(白血球) ①6.4 ②10.9H ③8.9H ④5.6
RBC(赤血球) ①4.35 ②3.22L ③3.3L ④3.45L
ヘモグロビン ①14.4 ②10.8L ③10.7L ④11.3L
PLT(血小板) ①235 ②171 ③181 ④214
CRP ①0.01 ④1.81H
総蛋白 ①7.0 ②4.6L ③5.2L ④5.8L
AST(GOT) ①22 ②21 ③20 ④30
ALT(GPT) ①30 ②20 ③19 ④37
LD(LDH) ①167 ②144 ③149 ④168
γ-GT ①66H ②40 ③43 ④75H
Na ①140 ②139 ③136L ④141
K ①4.5 ②4.0 ③3.8 ④3.9
Cl ①105 ②110H ③107 ④108
BUN ①14.8 ②11.4 ③10.4 ④6.9L
CRTN ①1.00 ②1.16H ③1.06 ④1.07
eGFR ①60.2 ②51.2L ③56.5L ④55.9L
手術により傷口の修復に、白血球が増加しているのは、耐ウイルスの
ためだろうか?赤血球や血小板の減少は傷口修復に使ってるのか?
CRPは炎症が起こると大きくなるので問題ないとの事。総蛋白も術後
急に減少しているのは、新しい筋肉を作るためなのか?
GOTやGPTやLDHやγGTは範囲内で、肝臓心臓ともに問題は無い。
Na、K、Clも範囲内なので、脱水や腎臓、副腎皮質、尿崩など問題は無い。
BUNは高いと糸状腎機能低下、感染症が、低いと多尿の疑いが出るとの事。
CTRNクレアチニンやeGFRは普段通りの数字。腎臓に炎症は無い。
詳しい事は分からないが、体が直る過程で体内で色々な事が起きている。
人によってまちまちになると思うが、ご参考というところで。
だいぶ、パソコン作業も早くなり、背中の痛みも発生していない。
昼食を食べて、2時間ほどTVゲームをして、金麦を1缶飲み、昼寝をする。
17時前に起きて、夕食を妻と作り、家族4人でいただく。
手術の傷口もだいぶ塞がって表面だけが赤い線状になっている。メンタムを
塗ると、じんわりと染みて気持ちいい。肛門と左下腹の腫れには必需品。
18時に風呂に入り、19時半には寝る予定。
明日は5時半に起床し、朝食、ゴルフの練習場へ行く。どれくらい振れるか、
足を再度、鍛えなおさないといけない。近所の有名なパン屋へ行く予定。
あ、愛犬と今日は雨で散歩に行けなかった。ラブラドール8歳メス30kg
の怪力で引っ張られると、傷口が開きそうで、お散歩のおねだりをお断り
していたので、元気を感じる今日は行こうと思ったのだが、雨がまたすごく
振り込んできた。 明日行けたらいいね。
今、体で痛いや不調なところは、肛門(腫れているような感じ。大便をする
時に力むと気持ち悪い。)肛門前部(ひょっとすると、その部分から内部の
あたりに傷があるかも。椅子に座って、背中を背もたれにきちんとくっつけ
ようとお尻をそのまま後ろにずらすと、肛門前部とその内部に痛みが走る。)
下腹左側の腫れ(ひょっとして、ここからカメラ入れて、ぐりぐりしてたの
かしら。嫁が言うには脂肪吸引してくれてたんじゃないか、と。アホカ。)