前立腺がん摘出の日記 2020年 6月23日(術後4日目)
05:30 くしゃみが出たが腹部に痛みは無いが、少しピリピリした。
07:30先生4人の検診 特に問題なく、本日午前に尿管確認の予定。
胸(肺)の痛みは全く無い。ゲップも出るが痛くない。床からの起上り
も非常に軽くなった。大便をするが少量なので、また、酸化マグネシウム
錠剤を飲むことにした。少しずつ、踏ん張りや立っている持続力が強化を
されているのを感じた。
丁字帯にロングパッドが傷口を押えず良いと思い、ユルふんどしでパッド
を入れて、尿管パイプに当たらないようにしていたが、着脱の不自由さが
ある事、体がだいぶ良くなってきた事からパンツタイプに変更した。
パンツタイプはピッチリ窮屈かと思ったが、意外と軽くてやわらかくて、
とても楽ちんだった。動きやすいので外出したくなる。相部屋の横の自由
空間に行き、外を眺める。唐湊温泉外から見ると立派だ。
咳を6回続けてできるようになった。ゲップが出ると、腹部内が楽になる。
まあ、時折、体がだるくなる。座位から床に横になると、内蔵がゴロンと
(水をいれたビニール袋)お腹の中で転がる気落ち悪さは残っている。
11:30呼び出しがあり、レントゲン透視で膀胱と尿道管を結んだ部分
が問題ないか、造影剤を尿管から入れて確認。5枚撮影し、10数か所を
確認した結果、問題はないとの事だった。
ついに、第一関門の【開通式】が行われた。最近の尿管パイプは痛くない。
抜く時と尿道を通る時にプヨプヨプヨンという奇妙な振動が気色悪かった
だけで、それも一瞬で終わった。 まったく、痛くなかった。驚いた。
尿漏れの可能性があるので、オムツはしっかり履いておくよう指示あり。
夕方に内蔵に手術した処からの血液が漏れていないか検査するとの事。
きれいな下着(上)を着る。気持ちが良い。パジャマは病院提供品を使う
のが一番便利だ。大き目を選ぶ方が良い。点滴だ何だと不自由な姿になる
ので、普段Lの人は2Lを選ぶべきだ。
少しずつ、部屋の片付けをスタートした。寝巻のトレーナー上下は使う事
なく失敗。オムツもたくさん買って持参したが失敗だった。カカトのある
靴を院内では使用するように指示があったが、みんなサンダルだった。
兎にも角にも、おちんちんに「お疲れ様でした」と心の中で声をかけた。
血で汚れねっとりした陰毛や玉袋筋太郎を体拭きようガーゼで拭いて綺麗
にしてあげた。管を突っ込まれ、長期間委縮したままで怖かったろう。
ゆっくりと元気を出していこう。
14:10開通後最初の小便。380mlほど。
そして、待ちに待ったお出かけ! とはいっても、同じフロアーの食堂の
自動販売機で感コーヒーとドーナッツを買って食べるだけなのだが。
歩くと内蔵が揺れる感じだ。頭も少しくたびれる。運動不足だ。
いつもの自遊空間に行き、頂く事にした。美味しい。窓を通しての陽の光
を足や靴に当てるとさわやかになった。お日様は有り難い。
15:30大便をする際に小便も100mlほど出る。力むと小便も出る。
ボコビコボコという妙な音がした。古い水道蛇口から水を出す時に空気が
抜けるあの音に近い。痛みは全くなかった。
16:00エコー検査をする。腹部にガスがたまっているとの事。これは
手術の際に腹部に入れたガスが抜けきっていない為で、動くと内蔵ゴロリ
の主要因と思われる。4・5日すれば抜けると言われる。
ゴルフのハーフスイング(ブラシで素振り)を少しずつ出来るようになる。
可動域が広がっていく。スクワットを10回x3セット行った。
足腰が強くなってきた。咳を強くしても問題なくなった。
18:00先生が来られた。 明日退院で良いとの事。
第2関門の【卒業】を迎えられた。留年は避けたかったので一安心。
明日は、保険の手続きの仕方を確認し、退出と支払いなどを行う。
妻に援軍要請を行った。これからは日々の状況確認と次の目標に対して
努力継続をする事になる。第3目標【ゴルフ練習再開】第4目標【起立】
を目指していく。(仕事は当たり前の事なので目標からは離しておく)
19:30小便に行く 自分で思っていたよりも、早く小便が出たので、
少々ゆるいのだろうか。残尿感がある。キュッキュッと力んで絞り出す。
チョロン・・チョロン・と10回して、スッキリ感が出た。
20:40小便に行く おちんちんが少し柔らかくなっていた。 緊張が
ほどけてきたのだろうか。小便が終わるとプルプルプルと振る。残尿感は
無かった。この前に小便をした際はおちんちんが固く振れなかった。
22:30小便に行く 尿道先端部がビリビリと小便排出時に疼いた。
今日は色々あり、体も動かし過ぎた。 床について寝た。
明日が待ち遠しい。なかなか眠れない。